大学生・新社会人のための初めての一人暮らし入門ー住む場所選び・家具編ー

そろそろ春ですね。春には大学に入学して一人暮らしを始める方が一斉に引っ越しを行います。

僕も大学入学の際に長崎の田舎から、横浜に引っ越しして一人暮らしを始めましたが、今思うとこうしておけばよかったなーとか、大学の友達のあの家はいいよなーとか、後悔があります。

今回は、この春から初めて一人暮らしを始める大学生や社会人のみなさん向けに、部屋の選び方や家具の買い方についてアドバイスしたいです。

 

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引っ越す場所

求めるライフスタイルを考えましょう

住む場所は生活の質を決めると言っても過言ではないと思います。

 

超大物コンサルタントの大前研一さんも、

” 人間が変わる方法は3つしかない。

  1番目は時間配分を変える。

 2番目は住む場所を変える。

 3番目は付き合う人を変える。

  この3つの要素でしか人間は変わらない。

 最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。”

と言っているほど、住む場所は人生に影響を与えます。

 

どんなライフスタイルを送りたいかをまず考えるとよいと思います。

 

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-友達や彼氏・彼女を呼んでわいわいやりたい人

まだ見ぬ友達や、付き合う人のことを考えてわくわくしている方も多いと思います。人と接することが好きで、自分の家で楽しく鍋をやったり遊んだりしたいという人は、『大学・会社の近く』あるいは『駅から近く』にしましょう。

僕の大学時代はよく友人の家に遊びに行きましたが、結局集まりやすいところに家がある友達の家ばかりに行くようになりました。駅自体は接続数が多くなくても、駅から近いと心理的に距離が近くなりますので、ぜひ検討してみてください。

できれば近くにスーパーがあると宅飲みをやるのに超便利です。

 

-大学・職場以外にも居場所を作りたい人

大学や職場からある程度の距離がある駅で、通勤・通学経路に繁華街やビジネス街などがある場所が良いです。あまりに距離が近いと自宅との往復ばかりになって世界が広がりません。気が向いたらふらっと途中駅で降りてみて、飲みに行ったり買い物に行ったり、カフェで読書をしたりして、サードプレイスを作りましょう。

 

 

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最初に買うべき家具・買うべきでない家具

ここからは僕の経験を踏まえて家具についてのアドバイスです。

ちょっと極論気味ですので、そんな意見もあるんだ程度に思ってもらえればいいです。

 

最初に最低限そろえるべき家具

・布団

とにもかくにも布団だけは買っておきましょう。自分の部屋でゆっくり休むことができることが心地よい生活の根本だと思います。本来寝具はベッドやマットレスとのセットで考えるべきですが、ここで安易にベッドを購入してはいけません。その理由はまたあとで。

・カーテン

これは防犯上の理由からです。カーテンがないと部屋の中が丸見えになってしまいます。最悪目隠しができればいいので、シーツでも引っかけとくだけでもいいのですが、引っ越し直後の新生活が始まったばかりなことがわかる部屋では、隙が多いと思われ思わぬ客を招く可能性があります。ご用心を。

・天井灯(シーリングライト)

できるだけ最大光量が明るく、調光機能(光の強弱の調整ができる)があるものがおすすめです。生活シーンに応じて光の調整を行うことで、体内時計の維持にも使えます。

・冷蔵庫

 無駄な外食による余計な出費を減らすためにもすぐにでも導入したいですね。一人暮らしであれば、冷凍室と冷蔵室が分かれているものであればそんなに大きなものは必要ないのでサクッと買いたいです。

 

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最初に買うべきでない家具

最後に本記事のメイン部である、最初に買うべきでない家具のご紹介です。一人暮らしを始めて1~2か月は過ごしてみたうえで検討することをおすすめするものです。

 

・ベッド

ベッドは最初にそろえてしまいがちですが、結構おおきな落とし穴です。

というのも、気に入らなくても、それなりの大きな出費になるので買い替えが思うようにできないこと、買ってしまったベッドの処分に困ること、などが障壁となり、気に入らないものを使い続けないといけないリスクがあるからです。

僕は大学のころパイプベッドを買ったのはいいものの、腰あたりの板が割れてしまい、下から雑誌を積み上げて使い続けていました。粗大ごみに出すのも面倒でしばらくそのままでしたが、ミニマリストの人の本を読んだときに、「もしかしてこのベッドってそもそも必要ないんじゃない?」と思い、思い切って捨ててしまいました。その後は布団と薄手のマットレスのみで生活しましたが、全く不便はありませんでした。むしろ使用しない時はたたんで部屋の隅においておけば生活のメリハリも出るし、クッション替わりに使うこともできるしで、かなりQOLが向上しました。

そんな経験があり、社会人になって引っ越した今でも自宅では布団生活です。むやみにベッドは買わないほうが生活の自由度が格段に上がりますよ。もちろん気に入ったものが見つかったらその時点で買うのはとってもいいと思います。

 
・机、椅子、テーブル

学生の時は勉強すると思い机を引っ越し後すぐに購入しました。しかし、机はただの物置と化し、必要のあるかわからない書類や小物が散乱する始末でした。しかも試験前には掃除から始めないといけないしやる気が出ないしで、大学やカフェなどで勉強することが多く、ほとんど使いませんでした。その結果ベッドを捨てるタイミングで一緒に捨ててしまいました。

結局ごはんを食べたりパソコンで作業するときに使っていた小さく軽いローテーブルだけを残すことになりました。

学生であれば大学の図書館や自習室、会社員であれば自分のデスクなど作業や勉強ができる場所は確保できるので、まずは無理に机や椅子を買う必要はありません。

 

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自分なりのライフスタイルを実現・発見しよう!

初めて一人暮らしをする際には、焦っていろんな家具をそろえるのではなく、しばらく生活してみて自分のライフスタイルに必要かどうかイメージをしてみてから買うことが大事だと思います。本当にそのものが自分の生活を向上させるのに役に立つだろうかと問いかけるといいですね。

引っ越しは新しいライフスタイルを作れる機会でもありますので、これを機にミニマリスト的な新しいスタイルを探るのもよし、思いっきり好きなものに囲まれて過ごすもよし、少なく始めてだんだんと自分の理想のスタイルを実現していきましょう。